VsCodeでMaven(メイベン)を使用する際、インストールはいらないのか?となりますが、実はさきほどのExtension packの中にMavenはすでに入っています。しかし、設定をしないと動かないようです。これはバージョンで変わるかもしれません。他のサイトでmavenを正式にインストールする方法が公開されていますので、そちらが良い方はそちらでやりましょう。
Mavenの設定
まず、ドキュメントの下にMavenを使ってjavaを開発するフォルダーを作っておきましょう。今回は javamvとしました。
つづいて、vscodeを起動してjavamvのフォルダーを開きます。もしも複数のVsCodeを開きたい場合はメニューの「新しいウィンドウ」をクリックすると、別窓で開きます。
すでにextension packでインストールされているmavenですが、いくつかファイルをコピーしないといけないのでそのフォルダーを開きます。
ユーザーフォルダーの配下、自分のアカウントの配下に「.vscode\extensions」というフォルダーがあります。その中にmavenという名前が入ったフォルダーがあるはずです。名前はバージョンによって異なります。
さらにその配下の「\resources\maven-wrapper」を開きます。そこに「.mvn」という名前のフォルダーがあります。これをフォルダーごとコピーします。
これをさきほどのjavamvフォルダーに貼り付けます。続いて左下の管理アイコンから「設定」を開くか「CTRL+,」で設定を開きます。設定の検索に「maven」と入力して、下にスクロールしてexclusive pathの中に「C:\Users\{アカウント名}\.vscode\extensions\vscjava.vscode-maven-0.44.0\resources\maven-wrapper\mvnw」と記入します。
続いて「CTRL+SHIFT+P」でコマンドパレットを開き、「maven」と入力すると「create new Project」が出てくるので、これをクリックします。
「maven-archetype-quickstart」を選択します
するとバージョンを聞いてきますので、今は「1.4」を選んでおきます。
つづいて、自分が使用したいドメイン名の逆を入力します。ここは皆さんで自由に入力してください。私は「jp.co.etlab」としました。同じものにはしないでください。それぞれみなさんで違うはずです。なにもなければ「com.example」で結構です。
つづいてプロジェクトのIDを入力します。ここは半角文字しか使えません。
つづいて、そのプロジェクトを保存するフォルダーを要求してくるので、ワークスペースの直下にフォルダーを作成します。こちらは大文字が入ってもかもいません。
今回は「helloMVとしました。」。そのフォルダーを選択します。
すると自動的にmavenが動き始めます。が、一度止まって了解を求めてきますのではじめはまず「enter」だけおしてください。
次に、Y,Nを求めてきますので「y」を入力してください。
これで「BUILD SUCCESS」が表示されれば、環境とサンプルソースコードができています。
ただし、このmavenのデフォルトはJavaのバージョンが古いので、新しくします。projectの中のpom.xmlを開いて、maven.compiler.sourceを17に変更して保存してください。21はまだサポートされていません。1.7を17に変更します。
サンプルのソースそのままで、まずはコンパイル等をやってみたいので、つづいて、左の下のmaven projectを開いて「helloMV」を選択し、「compile」を実行します
「BUILD SUCCESS」が表示されれば、コンパイルエラーはありません。
ソースコードのmainの上の行に表示されている「Run / Debug」のRunを選択すれば、実行されます
コマンドが実行され「Hello,World」が表示されます
classファイルはtargetの配下にできます。コマンドプロンプトで実行するには、targetの下のclassesフォルダーで「java jp.co.etlab.App」で起動できます
一度「create Maven Project」を行うと左側下に「Maven」の一覧が出てくるようになります。この状態になればもう一度「Create Maven Project」をしても「Maven:Create Maven Project」のリストは出てきません。もう必要がありません。
あらたにPojectを追加するときは左下のMavenの部分の「+」アイコンをクリックして追加してください。