WSLでLAMP

Windows10でLAMP環境を作る(20H1以降はWSL2になりました)

WSL(Windows Subsystem For Linux)

Windows10の64bitで Linux環境を作ることができるようになりました。まずはWindowsにlinuxを入れましょう

WSLは購入当初は有効になっていないので、これを有効にします。

WSLを有効にする

コントロールパネル->アプリと機能->プログラムと機能->Windowsの機能の有効化と無効化

プログラムと機能

Windows Subsystem for Linuxのチェックを入れて OKを押す

WSLの有効化 WSLにubuntuをインストールする

MicroSoft Storeからubuntu 18.04 LTSをインストールして起動します。

ubuntuのインストール

起動すると最初にユーザーIDとパスワードを聞かれますので、適当な英字のIDとパスワードを決めて覚えておいてください

apache(wwwサーバー)を設定する

WWWサーバーとしてapacheをいれます。

sudo apt-get install apache2

エラーが出るので修正します。

/etc/apache2/apache2.conf の最後に以下を追加します

AcceptFilter https none
AcceptFilter http none

再起動します

sudo service apache2 restart
mysql(データベースサーバ)を設定する

データベースサーバとして MYSQLを入れます

sudo apt-get install mysql-server

今のバージョン(5.7.26)ではrootのパスワードが有効でないので一度掃除をしてから初期化します

sudo usermod -d /var/lib/mysql mysql
sudo rm -rf /var/lib/mysql
sudo mysqld --initialize

この初期化でrootにtemporary passwordが作られるのでそれを調べます。この12桁のパスワードをメモします。

grep 'temporary password' /var/log/mysql/error.log

MYSQLを開始して、さっきメモしたパスワードでログインします

sudo service mysql start
mysql -u root -p

rootのパスワードを書き換えます

set password for root@localhost=password('なんかパスワード');
exit

書き換えたパスワードでログインできるか試してください

phpを設定する

コマンドレベルのphpとapacheのphpモジュールを設定します

sudo apt-get install php libapache2-mod-php

mbstring系が必要になるので入れておきます

sudo apt install php-mbstring php-gettext
sudo phpenmod mbstring

phpinfo()等で確認してください

phpmyadmin(データベース管理ツール)を設定する

おなじみデータベース管理ツールのphpmyadminを入れます

ウイザード画面がでるので、カーソルで選択スペースで確定、エンターで実行をしてください。私の場合はretryしてなんとか入りました

sudo apt install phpmyadmin

ただし、今のデフォルトは接続できない設定になっているので設定ファイルを書き換えます

sudo nano /etc/apache2/conf-available/phpmyadmin.conf

Deny(拒否)を#でコメント止めします

#Deny from all

設定を反映させます

sudo a2enconf phpmyadmin.conf
sudo service apache2 restart